本記事では私が男性育休取得に踏み切った3つの理由をお伝えします。
現在、男性の育休取得率は約10%ほどですが、法改正により、2022年10月から順次「パパ休暇」、「産後パパ育休」という制度が開始されるようです。「パパ休暇」、「産後パパ育休」の詳細は厚生労働省のページ参照
新たな制度が開始されるにあたり、男性育休の取得率の向上が期待されていますが、私の育休取得の体験談が少しでも未来の男性育休取得者のお役に立てれば嬉しいです。
では、早速本題にはいります。
理由①:妻を近くで支えたかったから
私の妻は精神的な弱さがあり、考えすぎや気を使いすぎてメンタル不調をおこすことがあります。(実際におこしたことはほぼないですが、起こしかけたことはあります。)
そのため、第一子出産ということもあり、私自身も不安が多かったため、近くで妻を支えたいと思いました。
また、妻の実家が遠方のため、協力を得られないことも大きかったです。私の実家は車で1時間半弱なので、協力を得られなくもないのですが、お義母さんには頼りづらいというネットの記事を散々見たので、頼るに頼れないなと思いました。
理由②:育休取得はサラリーマンの権利
育休取得は男性・女性ともにサラリーマンの権利だからです。
現時点日本では女性育休については取得するものという認識になっていますが、男性育休取得については認知すらされていない状況です。しかし、冒頭記載した通り国の男性育休の制度は充実しつつあります。
簡単に現状の制度の要点をピックアップすると以下のとおりです。
育児休業とは…原則、1歳までの子どもを育てるために休業できる制度です。主な条件は会社に雇用された期間が1年以上。子どもが1歳6か月になるまで。
育児休業中は育児休業給付金が貰えます。最初の180日までは休業前賃金の67%、それ以降は休業前賃金の50%になります。育児休業中は社会保険料は免除。住民税は払います。
現状の制度だけでも十分魅力的です。
最初の180日までは休業前賃金の67%貰えますし、社会保険料は免除なので、意外と貰えます。額面月収30万円(手取り24万円)で6ヶ月間のシュミレーションをすると以下図のようになり、月にならすと約20万円。育休を取得せずに働いていた場合に貰えていた手取りと比べると約20%減に抑えられています。
月々の給与が20%減った分、子供と接することができる時間が十分確保できるってすごくないですか!?
上記シミュレーションはYASUMOというメディアでできますので、興味のある方はぜひやってみてください。YASUMO(育休シミュレーター)
また、育休取得期間中は社会保険料免除なので、大きく2つお得に育休取得が可能です。
(こちらは2022年10月よりルールが変更になるようです。詳しくはコチラ)
1つ目はボーナス月に育休を取得することです。ボーナス月の社会保険料は結構大きな金額になっているはずです。これが0円になるのは大きいですよね?
2つ目は育休取得期間を切りよく○月〜○月と取得するのではなく、育休取得したい期間の前月最終営業日から翌月の1営業日まで育休を取得することです。例えば、12月31日から6月1日まで取得すれば、12月と6月分も社会保険料免除になるので、数万円変わってきます。
悪用はよくありませんが、国の制度である育休取得を有効活用していきましょう!
以下は2022年10月から新しく追加される制度です。
共働き世帯が増えたこともあり、、男性の育児参加率を高めるための制度になっています。
パパ休暇
育児休業は1回のみしか取得できませんが、父親が産後8週間以内に育児休業を取得して会社に復帰した場合には、期間内にもう1回、トータル1年間の育児休業を取得できます。
産後パパ育休
育休とは別に取得できる男性版産休制度です。
子どもが生まれてから8週間以内に4週間まで取得できます。
理由③:副業を軌道に乗せるいいきっかけ
2020年3月から副業を開始しましたが、日々独立欲が高まってきています。(そうはいっても独立できるほど稼げていないですが…)
会社の成長に停滞感があるとともに自身の成長についても停滞感を感じていたことも独立欲を高めている理由の一つです。
なので、育児休暇を取得してその間に副業を軌道に乗せて独立!!というアホみたいな構想の元、育休を取得したというのも事実です。
ただ、育児はそんなに甘いものではありませんでした…笑
現在有給+育休取得から2ヶ月弱経過しようとしていますが、育児が大変すぎて思い描いたようには全然進んでいません。このあたりは別のブログ記事で詳細に思いを綴ろうと思います。
最後になりますが、副業をしながら育休を取得する際の注意点がありますので、こちらに記載します。副業で稼ぎすぎている人は育児休業給付金を受け取ることはできませんので、注意してください。
育児休業給付金は副業収入や労働時間が一定以上の場合支給されなくなりますので、注意しましょう。
収入条件:給与の8割を超えないこと
労働時間条件:1か月間の就労日数が10日(10日を超える場合は80時間)以下
まとめ
本記事では私が男性育休取得に踏み切った3つの理由をお伝えしました。
・妻を近くで支えたかったから
・育休取得はサラリーマンの権利
・副業を軌道に乗せるいいきっかけ
男性も育児休暇を取得するべきと思います。なぜなら権利だから!!笑
実は私が育休に詳しくなり、育休を取得できたのは部下が育休を取得したからだと思います。
かなり忙しいときに育休を取得されて調整が大変でしたが、その経験があってこそ自身でも育休を調べるきっかけになったし、育休を取得するに至ったんだと思います。
部下に育休を取得されるという経験をされる方はまだまだ少ないと思いますので、本記事が未来の育休取得者の少しでも参考になれば幸いです。
育休取得の葛藤を記事化していきますので、次回の記事をぜひ楽しみにしていてください!